それは大きな災害が起こったときその災害の規模もさることながら、発生後の対処いかんにより、被害の大小が決まることも多いのです。
たとえば、いちばん直近に起きた1923年の関東大地震が再び当時の関東地方に起きたとして被害はどうなるでしょう。ただし、時刻だけは午後3時あたりとします。
もうお分かりだと思いますが、当時発生した被害ほどの規模にはならなかった可能性が高いと思われます。
それはよく知られているように関東地震は昼間に起きたため、地震発生直後の火災による被害が震災の規模を拡大させていたのです。
となると、より効果的な対策を練ることだ大変重要だといえます。